そういう意味じゃないのに~!
Everything you did to me という言い方だと、日本語にすると 「おまえが私にしやがった事全て」 みたいな意味になります。つまり 「あなたが私にした悪い事」、例えば傷つけるようなことだとか、裏切るような行為だとか、そんなニュアンスになってしまうんです。伝えたいのは 「ありがとう」 という感謝の気持ちなのに、全く反対の意味になってしまいます。これでは非常に困りますね。こういう時は for を使い、everything you did for me としなくてはなりません。For には 「~のために」 という意味があるので、ここで for を使うことにより、「私のためにしてくれた全ての事」 という意味になります。一方 to には 「~のために」 という意味はなく、これは主に方向や向きを示す前置詞です。例えば to Los Angeles や to the right、そして to the north という感じです。ですから everything you did to me というフレーズも 「あなたが私に向かってした事」 という意味になり、for を使う文章とは区別して、通常悪い事柄 (ネガティブな事) に対して使われるんです。
同じような言い方で “I won’t forget everything you did for me” と言うと 「あなたがしてくれた事絶対に忘れないわ」 という意味になります(良い意味)、この for me の部分を to me に変えると、「おまえが私にした事は絶対に忘れないからな」 みたいな意味になってしまいます。この言い方は例えば何かすごく嫌な事を相手からされた時などに使われるでしょう。単語1つ違うだけで反対の意味になってしまうんですから、怖いというか面白いと言うかですね。
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